ご自身で作詞された歌詞を「うたまっぷ」で発表するコーナーです。皆さんのご投稿をお待ちしております!
無料歌詞検索・うたまっぷトップへ
 人気投票
 コメントを書く

無料歌詞検索・うたまっぷトップへ

屋上にて
作詞 条峙
錆び切った鍵と立ち入り禁止の札を越え辿り着いた屋上
フェンスの向こう側に広がっていたのは変わりゆく町の景色

駄菓子屋、公園、映画館 少ない思い出が名残惜しいけど
引き返したら惨めと嘲笑で溢れる教室に戻らなきゃいけない

揺れる覚悟を抑えつけ フェンスに手を掛けた、その時
見上げた雲のない青空が あの写真を思い出させた

母がいつも手帳に挟んでいる 一枚の古ぼけた空の写真
僕が産まれる時は酷い難産で 予定日から大分遅れて産まれた時
その時の奮闘と喜びを忘れないように空の写真を撮ったんだ


記憶は記憶を呼び起こす
似てない似顔絵を見せて喜んだこと、自転車に乗れたこと、
喧嘩に負けて慰めてくれたこと、旅行に行ったこと、
慣れないフランス料理を食べたこと、公園で遊んだこと、
酷い風邪をこじらせて入院したこと、些細なことで笑ったこと


今、僕は風邪も引いてない健康体で それだけで満足だと言ってくれた
クラスのみんなから嫌われるような奴でも 生きててもいいのかな?
そう思ったら 涙がぼろぼろと零れ落ちた

不器用で友達のいない僕でも死んだら悲しむ人がいる
どんなに絶望だらけの日々でも死んじゃダメだ
青く晴れ渡った空はそんなことを僕に教えてくれた


フェンスにかけていた手を離す 不器用なら不器用でいい
たまには立ち止まって泣いてしまうかもしれないけど
それならそれでいい

生きていこう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
掲示板、
ブログ等に
リンク
URL▼

リンクタグ▼
歌詞タイトル 屋上にて
公開日 2012/08/10
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント
条峙さんの情報













うたまっぷTOP作詞スクール歌詞検索自作歌詞愛ことば便アーティストクリップうたまっぷインディーズ俳句・川柳
お問い合わせ歌詞リクエスト登録リンクURL登録音楽関係リンクサイトについてプライバシーポリシー
うたまっぷ