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ズルチンマーチ
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作詞 条峙 |
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タガを外し繁華街を練り歩いた昨日は記憶の底
ルーティンがこなせないからトイレでリセット
ツケを取り返そうとして悪循環に陥った賭博場
イライラが収まらないから企画モノでリセット
悦楽に浸りたがる脳髄に焼きを入れた
濾過熱が伝わって溶けていく正義
薬缶頭の無差別道連れの対象に選ばれできた傷
氷嚢で冷やせないからカッターでリセット
高慢ちきが作った穴の埋め合わせで終わる一日
ムシャクシャが止まらないから野外モノでリセット
褥に食いつきたがる脳幹に灸を据えた
濾過熱が伝わって溶けていく倫理
ズルチンのように日常を浸食していく快楽
頼みの綱のオンブズマンはもういない
リセットを繰り返した先に待ち構える手遅れ
幼い頃の憧れとは大分遠くに来たみたい
悦楽に浸りたがる脳髄の足枷が消えた
瀞水が流れて染みこんだ怠惰
炉心融解したのちに気づいても後の祭り
死んだ子の歳を数え終えて笑うアパシー
だからみなさん御一緒に
さあさみなさん御一緒に
ズルチンマーチ
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