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限りなく透明に近い俺
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作詞 夢十夜 |
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ラムネが口の中で弾けてる
衝撃が脳内を全力で駆け抜ける
空から海へ真っ直ぐに降下する感覚
青い膜はつき破られ 波がしぶく 波紋
鮮明な新しさを背中に覚えた
繊細に震える一筋の風を
頬で身体で切りながら
目まぐるしく景色を変えてく俺
チャリンコは止まることを忘れたのか
俺が忘れさせたのか
騒々しい人ごみの中を掻き分けて
見つけ出したのは「夏」だった
凜と冷えるアイスキャンディーは
まもなく融けてしまった
口の中の清涼感 微熱を含んだ目の色 高揚
「忘れるなよ 一瞬だけだ」
夜空に咲く花の中に包まれてく
透き通った余韻がまだ微かに
口元に残っている
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