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残された冬に
作詞 SEDIA
静かな夜に
真白の雪は降り注ぐ
仄かな灯
独りの詩人を照らす

嘗ての仲間や想いも
秋の葉と散って行き
廻る季節に一つの
朽木が残った

頑なに向かった先は
孤独という名の終焉
天秤の片皿を沈ませた
置き過ぎた思想の錘


静かな朝に
氷の花は咲き誇る
暁の声
暗い街並みを包む

温もりを無くした手では
筆を握れなかった
暖炉に揺れる炎も
彼を癒せずに

思う侭描いた詩は
誰の耳にも届かない
唯 空に落ちて儚く消えた
愚かなる思想の調べ


闇の道へと迷い込み
閉じていた眼を開けて
終わりを始まりにする
決意を抱いて

彼方へと紡げる詩を
探す為に歩み出した
過去も涙も標に進めば
見出せる明日への光

静かな河に
流れる冬を見送って
小さな芽生え
眠れる春を呼び覚まし
詩人を導いていく

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 残された冬に
公開日 2011/10/04
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 連作「詩人の四季に伴う進歩」に基づく連作の第二曲「冬」。

思想の偏執により嘗ての仲間を失い孤独になった詩人の
苦悩、発見、決意。
構成 ABS ABS BSA’
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