|
|
|
黄昏
|
作詞 午後ティー |
|
揃いのコーヒーカップ 注がれるエスプレッソ
少し苦い香りに あなたを思い出した
砂糖のほのかな甘み 私だけいつもそっと
肘をついて一口 あの日が滲み出した
カプチーノが 飲みたいと言っていたね
小さいコーヒーカップ 黄昏のカプチーノね
慣れた苦い香りは 残したままでおいて
ラテアートが 揺らめいて溺れゆくの
早咲きの桜の花 風に乗って何処何処へ
開けた窓の隙間 ひとひらの花びら
息を吐くカプチーノに ひらり舞ってぷかぷかと
あなた恋しいのね 夕暮れの夢見月
写真が色褪せ始めて どれくらいだろう
針がかけっこを辞めて どれくらいだろう
砂糖の入ったエスプレッソ 少ししょっぱい
遅咲きの悲痛の花 波に乗せてさようなら
涙伝う頬に ひとひらの花びら
温かく包まれてるようで 更に溢れ出してくる
きっと恋しいのね 舞い落ちる花びら
溺れゆく はなびら
好きだから さよなら
|
|
|