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空き缶
作詞 hinatabokko
僕らを写した柔らかな夕日も
もう無意味だとさえ思えた

今まで呼んでた清らかな名前は
もうこだまにもならないだろう

あの時伝えれば良かったのだろうか
木より先にこの声が枯れてしまえばいいとばかりに

涙が枯葉に溶けて
僕は悲しみの大地を踏みしめる
そこに積もる雪は
冬の長さを
春の遅さを知っている

君だけ知ってた不器用な素直さ
もうやり場に困ってしまった

あの時追いかけたら良かったのだろうか
君の背にこの声が消えてしまえばいいとばかりに

枯葉が涙で溶けて
僕を苦しみの彼方で呼び覚ます
そして閉じる瞼は
絆の強さを
想いの強さを知っている

飾りを捨て切った木は
むしろ抜け殻のように見えた

涙が枯葉に溶けて
空は悲しみの全てを受け入れる
そこに流れる雲は
君の居場所を
君の遠さを知っている

木枯らしが君を呼んだような気がした
それは僕の声だった

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 空き缶
公開日 2012/06/24
ジャンル その他
カテゴリ 失恋
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