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花
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作詞 衣王 |
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何で私は生きてるの
僕が消える時君は泣いた
偶然生きてるんだよ
そうとしか言えなかった
あの日鼓動を不思議に感じた
あの感覚を忘れたくなかった
生を身体で感じたのは
生をこの眼で見たからだ
花を生ける花瓶はそうだね
僕と君の隣に置こうか
こんな瞼から伝う雫で
こんな微かな木漏れ日で
こんな時代を流れる風で
どうか花よ咲いてくれよ
何であなたは傍にいるの
僕が泣いた時君は笑った
偶然と君がそうさせた
そうとしか言えなかった
あの日君を遠くに感じた
あの感覚は忘れられなかった
死を身体で感じたのは
生をこの眼で見たからだ
隣だと僕から花が見えない
僕と君の間に置こうか
小さな瞼から伝う雫で
美しく微かな木漏れ日で
大きな時代を流れる風で
どうか花よ咲いてくれよ
白い思いは弱すぎて
とても君に届かなかった
僕との間じゃ遠すぎたね
僕はその花瓶になろうか
また君の頬を伝う雫で
時々見える君の笑顔で
また歩き出す君の光で
どうか花よ咲いてくれよ
何で私は生きてるの
偶然じゃないかもしれないな
僕と君という小さな鉢植えに
神様が種を植えたんだ
名もなき花を咲かせたんだ
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