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サイクル
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作詞 九十九里浜ナナコ |
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この胸を打つ鼓動に
どれ程の価値があるのか
握り締めたナイフは
濁った目を写すだけ
僕が生まれたときから
きっと役は決まってた
大人はルールを押し付けるばかりで
その価値を教えてはくれない
存在理由がしりたくて
今日は昨日の繰り返しで
意味もなく暴れることなど
僕にはできそうもない
未来の自分を見てみたくて
明日は今日の繰り返しで
僕はずっと既存の世界に
ただ踊らされるだけ
夢さえも萎んでく
今日も僕はレールを歩く
生きる意味が見つからず
吐き気さえも憶え始めた
有名な偉人の言葉など
いつも虚しく響くだけ
追い求める代償は
どの本も伝えてくれない
違う生き方がしたくて
思いのまま泣きたくて
全てを飲み込む暗闇は
何時までも僕の心をむしばむ
苛立ちや戸惑い
いつから恐れ始めただろう
結局は手放すことを
決めたのは僕からだった
いつまでも走り続けて
この道を駆け抜けて
その先にいる僕は
少しはましな人間だろうか
疑問は頭から溢れでて
誰も答えてくれなくて
僕にはひとひらの答えさえ
まだ見つかりそうにない
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