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シナリオライター
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作詞 ほら吹きに毛の生えたにわか詩人 |
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例えばこんなふうにペンを走らせれば
物語がいつのまにか紡がれていくかもしれない
登場人物たちは僕の手の上で
タップダンスを踊り続ける
ヒーローが悪をすんでのところで打ち負かす
そんな筋書きを考えてみたけれど
今ひとつ 面白く感じない
ひねくれた大人になったもんだなぁ
僕は今日も朝食にパンをかじって
自転車に飛び乗り 坂を駆け上がる
また水たまりに突っ込んで泥をはねた
筋書きはそう決められてるのか?
脚本家は映画を面白くするために
数多く試練を用意してる
追い詰められても 逃げ延びろ
僕らは主人公 生き残れるさ
どんなピンチだって乗り越えていくんだ
地下鉄の定期券なくしても
携帯トイレに落っことしても
三日連続 寝過ごしても…
親近感が湧いてきたなら
僕らが主人公である証
やっぱり そうでなくちゃな
路地裏で四方から囲まれたって
誰も助けにはきてくれない
そうだ 僕こそが主人公
この拳に全てを懸けてみよう
きっと 脚本家でさえ 予想外の
ハッピーエンドが待っている…
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