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時間花火
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作詞 勇陽 |
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震災後の仙台空港周辺は
瓦礫の山で埋まっていた 鮮明に覚えてる
少し時間が経つとそれらは消えて
何もない荒野だけが残った
そして、これからは
震災後の仙台駅は水浸しで
列車も限定された駅までしか動けなかった
粉々に割れたガラス はがれた壁
鮮明に覚えてる
少し時間が経つと駅は
あの頃のように堂々とそびえ立ち
列車は復興開通して
各駅に停車して夢を届けている
そして、これからは
過去、いま、未来
私たちは時空を超えた花火を見ているようだ
それぞれの刹那の場面、出来事で
印象に残るのは
美しさだけではない
儚さや悲しみも含まれた
花火の輝きをぽつんと一人であるいはみんなと一緒に
眺めているのだ
時間花火が今日も見れるなら
見続けてみよう
過去、いま、未来の中で
私たちは確かに繋がっている
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