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スノウフェアリー
作詞 姫深月さだめ
 青い瞳から零れだす 透き通った涙が頬を伝う 
 嗚呼 そこにいるのは僕だけの妖精
 僕が見る午前三時の君はいつだって泣き虫で
 その度に抱きしめた 腕の中に感じるのは体温と永遠だった 
 冷めゆく夢に 消えゆく君に 
 最後にキスだけさせてください

 僕等に必要なのは手錠じゃなかった
 いかないで どうかいかないで
 見えなくなってしまうなら  
 「ずっと一緒」なんて言葉欲しくなかった 
 
 僕の汚れた手のひらで 君が流れ出して失われていく
 嗚呼 溶け出した君の欠片さえ愛しく美しいよ
 僕から見た君はいつだって羽の折れた天使
 幽閉の姫君を守る 騎士なんかじゃ僕はなかった
 追憶する僕に 忘れられない恋に
 永久の眠りの魔法をかけて
 
 僕等の居場所は檻の中じゃなかった
 いかないで どうかいかないで
 いなくなってしまうのなら
 「抱きしめて」に溢れる熱で応じたりしなかった
 
 僕は喪失に泣いて 君は最期を笑う
 僕は天使を失い 君は楽園を得る
 僕は刃物を手に 君は羽を背中に
 僕は君を愛し 君は熱を欲した

 僕等に必要なのは温もりじゃなかった
 溶けないで どうか溶けないで
 見えなくなってしまうなら  
 「大丈夫だよ」なんて言葉欲しくなかった 

 僕等の居場所は檻の中じゃなかった
 いかないで どうかいかないで
 失ってしまうのなら
 「愛してる」に溢れる熱で応じたりしなかった
 

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル スノウフェアリー
公開日 2010/10/13
ジャンル ロック
カテゴリ 失恋
コメント
 春になったら彼女は消えてしまったのです。
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