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見ないで
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作詞 雨と |
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欲が渦巻いて生まれた僕が
この世で息することを許された
その理由を知ろうとすると
必ずあなたに辿り着く
体育が苦手で人が苦手
そんな少年は今を生きている
一人遊びばかり得意になって
出来ないことは増えていった
お願いがある
それが当たり前だ、ということを馬鹿にしないで
よく「がんばれ」って言う人
何を考えて 何を思っているの
自信たっぷりなあの人は
少し前に死んでしまった
遊びの繰り返しの中で
拾って集めたゴミたちは
僕の靴になってくれていた
ありがとう
コンクリートで固めた部屋の外で
僕はゴミの靴を履いて立っている
腐敗臭の中の大切な物を守るため
僕は震える手にナイフを持っている
ほら僕を捕まえにきたあなたは
優しいくせにひどく恐ろしい
ナイフを握り締めて殺してやる
その時のあなたの口から漏れた言葉
優しいくせにひどく恐ろしい
お願いがある どうか馬鹿にしないで
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