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綺麗な浮輪
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作詞 まもの |
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海辺に立ってみたりするんだ
別段叫びたいこともないけど
夕暮れ時に眺めたりするんだ
それが似合う男ではないけど
小さな部屋の先には これまた小さなお風呂があって
大人という名の ぼくだけどそこにすっぽり収まる
呼吸をしないで沈んでいった
約2分間まぶたの裏を見る
苦しいよ 息をさせてよ
海辺で聞こえた汽笛はとても
ここから遠ざかってる様で
波の音もカモメの歌も
心臓一つに勝てやしないで
潜ったら冷たいかな 気持ち良く溺れられるかな
逃避という名の 海よほら、ぼくを誘っていけ
呼吸がしたくてもがき苦しむ
だけど深くてせまくて這い上がれない
苦しいよ 息をさせてよ 海底は未だ見えずに居るよ
いつかきみが小さかった頃 ここに来て
イルカが跳ねる模様の浮輪
沈まぬ為の綺麗な浮輪が欲しい
苦しいこと 眠りそうなこと お月さまが上から照らすよ
あんなに綺麗な色をしていたっけ?
呼吸をしないで深い海の中
逃げてきたのに逃げ場を探す
沈んだとしても 苦しみを感じてしまう
一緒だよ これじゃ這い上がっても 海底はきっとずっと届かないよ
呼吸がしたくて 呼吸をしてみて
苦しいままで 眠たくなって
あんなに綺麗で 呼吸がしたいよ
もう息が・・・
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