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人形猫
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作詞 まもの |
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分かったふりして 悟ったふりして 悲劇のヒロインになった
どうしようもなくて 愚痴るもせずに 溜め込んでみたりした
ぐちゃぐちゃだから 底辺の中で 自分を鼓舞して舞い踊る
言い訳ばかりが頭をくすぶる どこへ行こうが 全て同じ
息できることだけが 幸せだったら 何故こんなにも
くいしばる力が なさすぎた僕は 噛み締めるもせずに
開いた口を塞がなかった 何て愚かな 心底 泣いた
気取ってみたら ヒーローだったら 誰もが僕を信じてさ
助けて欲しいと 叫びもせずに 甘えてしまっていた
ごちゃごちゃしてる 体内の中で 涙の池は今日も湧く
競争ばかりが世界を弄ぶ どこへ行こうが 全て同じ
二足歩行だけが 人類が持つ 唯一の取り柄
全力を出す 勇気がなかった 踏ん張りもせずに
給水係と妄想日和 何て愚かな 誰かが 泣いた
忘れちゃいけないの どんな時でも 誇りを持てと
彼等が僕を 悲しそうな目で チラチラチラチラ
弱さは知った 厳しさも分かった 心底泣いた
彼等は言った 僕は黙った 何も言えずに 世界を呪った
自分の生き方を 否定されても 他人のせいにした
自分の弱さを 見せびらかしては 他人のせいにした
愛だ恋だと 出会って別れた 結構泣いた
強くなれない なろうとしない 何故だか笑えた
悲しみが僕を より一層 悲しくし
愛情の繭が 口実に 絡まって
何もしないでいる 人生の中で 今の僕は誰よりも
涙の理由が 情けない男 なぁ、そうだろう?
走り出した群れを見て たった一人 孤独と 泣いた
ずっと 泣いた
涙ぽたぽた
泣いた 泣いた
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