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Bear
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作詞 江里家 |
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部屋の中で 君はこう言ったね
「かくれんぼしよう」 僕も参加したい
風が僕を壁との間に導いてくれたよ
参加した僕は いつ探してくれるかと
逆さになって君を見つめたよ
まだ 見にこない
もういいよ 早く見つけてよ
もういいよ まだ見つけれない?
こんなにも上手に隠れれるなんて
少し 予想外だよ
部屋の中は 少し閑散とした
人目に触れない僕を置いてくように
誰も僕が壁との間に居るなんて知らない
隠れた僕を 覆い隠すように
ピンクのランドセルが視界を塞いだ
もう 待つだけ
もういいよ 早く見つけてよ
粉雪が 僕を白くした
こんなにも君が探し下手なんて
少し 予想外だよ
むせ返るような雪にも慣れてきた
君の音がまるでしなくなって
寂しさの耐え方を忘れてしまったよ
僕はもう君に会えないの?
それは嫌だよ
もういいよ 早く見つけてよ
もういいよ まだ見つけれない?
もしかしたら 僕が鬼だったのか?
それじゃ掛け声上げるよ
もういいかい 君を見つけるよ
もういいかい 動かずに居てよ
ランドセルが邪魔をしているから
抜けることが出来ないよ
もういいよ 君は隠れ上手
もういいよ 僕の負けでいいから
君の姿を見せてよ 君の傍に居させてよ
お願い 早く見つけてくれ
暗い部屋はもう嫌だよ
光の中の影はこう言ったよ
「みつけたよ、くまさん」
伸びてきた手は 小さな小さな手のひら
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