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現実という名の物語
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作詞 歩く珊瑚礁 |
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PC画面から光る情報という名のファンタジー
目で追って分かったふりして自慢げに語る僕たち
「知ってるかい」得意げな調子で目を輝かせた子供たち
「知ってるよ」冷やかな瞳を奥にしまいこんだ大人たち
TV画面が映し出す遠い異国の戦争話
死と隣り合わせの毎日で銃を持ち笑う少年兵
僕はクーラーの利いた部屋で多少の同情を顔に出し
後5分後に始まるはずのバラエティ番組を待ってるんだ
こんなもんだ
笑ってもいいかい?
君はどう思う?
泣いてもいいかい?
流行りの映画に涙し批評家と化した彼女たち
その横で愛想笑いをし計画を立てている男たち
流行りの唄のワンフレーズにそっと自分重ねるたび
どこかむなしく消えていく思い出という名の作り話を
こんなもんだ
怒ってもいいかい?
君はどう思う?
許してもいいかい?
現実という名の物語(ストーリー)
読み手はだれか分からないが
誰も聞いちゃくれはしないと
あきらめるのはまだ早いか
現実という名の非条理
積み木のように崩れていく
何度でも組み直せばいい
一人が嫌なら手伝おうか?
どうせ明日はやってくるみたいだ
嫌になるくらい僕は僕だ
夜になったら朝を待って
朝焼けに僕は君を想おう
笑って
泣いて
怒って
許して
現実という名の物語(ストーリー)
読み手はだれか分からないが
誰も聞いちゃくれはしないと
あきらめるのはまだ早いみたいだ
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