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PINK LAGOON
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作詞 卓弥 |
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此処から見渡せる 夜空に浮かぶ月と
明かりに照らされた 水気を帯びる君の姿
座り込むソファから立ち上がると 音を立てて床に落ちる
読破した本の山が 時の経過を知らせる
君はいつしか 泳ぎをやめて 映える月を見上げていた
その瞳に映る輝きに些かな
妬みを覚えた
彼の瞳を奪わないでくれ
声を出して 叫びたい 愛しいのだと
その身体を 優しく 抱きしめてみたい
愛しい ただ愛しい 俺の全てを賭けて君を盗めるのなら
今すぐに このベランダから 飛び降りよう
今宵月が輝き 水面を彩り飾る
そこに泳ぐ君がいる これ以上の絶景は無い
今君が見上げている 月は僕も見ている
でも君は気付かない 孤独な時を過ごしている
涙溢れそうな 潤んだ瞳を そんな月に見せないで
こっちを向いてくれ pure boy
見つめ合いたい
俺の居る方へ見上げてくれ....!
プールサイド 歩き出す 君を追うように
身を乗り出し 浅ましく 覗いている
愛しい ただ愛しい このままあの広がる海へ 君を連れ出せたら
君の前に 舞い降りて その手を引くだろう
その願いは届かず
暗い夜に吸い込まれてゆく
宮廷は眠り 静まり返り 夜に溶けようとするこの時
君を逃すまいと 俺は覚悟を決め
姿を現す
立場なんて関係無い...
「俺と一緒に泳いでくれ...!」
夢の様だ 瞳を 見つめ合い
華奢な体躯 振り乱し 泳いでいる
愛しい あの愛しい 君と息を合わせて 踊っているのだから
このプールは そう二人だけの pink
lagoon
こんな近くで 君の瞳を 始めて見た
綺麗で繊細 この夜空に 映える月の様に
もう愛しい ただ愛しい 君を抱いたまま沈み堕ちよう
底の浅い はずのプールで 果てし無く二人 沈んでゆく
君は幸せそうに 微笑んでいる
薄い意識の中 微笑み返す
桃色に輝く 微炭酸の海へ
二人 甘い甘い in to....
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