|
|
|
雨は孤独を嗤い、孤独は目蓋を閉じ溢れる雨に笑む
|
作詞 卓弥 |
|
昨日は雨だった 予報以上に強く降っていた
今日は快晴と 報じた声を信じられない
心閉じ 明るい晴れ顔 演じるより
心閉じ 更なる暗闇に沈む方が 心地良い けど
この胸に刺さる 心無き言の刃の 幻聴は止まない
あの日 描いた理想郷が 叶うなんて もう今更...
顔を上げて 見えた空が 今にも泣きそうだった この心の様に
逃避はいつでも 遠くまでは行けなかった
離れるのを恐れて 中途半端な場所で浸る
今日は雨だった 予想の外れた豪雨だった
まるで目の前を 故意に霞ませる奴らにも似た...
心閉じ 穏やかで滑稽な様を もう一度
でも本当は 更に傷負う内側 涙模様
その傷を癒す 安らぎの薬草は この身を堕落させ...
「何も 見たくない」強く閉じた 目蓋の裏に 未だ残る
鮮明は 幸せな時より 胸を抉る恐怖の 過去を強く 強く映す
あの日 描いた理想郷が 叶おうとも 何も感じない
顔を上げて 見えた空から 溜め込まれた涙が 強く降ってきた
この心 嗤う様に 瞳の水芭蕉 音を立てる
明日は雨だろうか 予報も他所に晴れを願う
|
|
|