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青い走馬灯、4年後の7日
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作詞 紗散 画宮 |
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4年ぶりに会ったキミは
金の芝を香らせてた
どうしようも無く すれ違う
7日の初めのことだった
綺麗になったね と言いたくて
髪伸ばしたの? って聞きたくて
結局 目を背けている
僕はずっと変わらぬままで
なびく風に揺られ キミの笑顔を見て
逆さに時は走る 青い灯を纏い
燃え尽きてしまいたい 「運命」だとかなんて
酔ってしまったのかな? また自分が嫌いになる
麦藁帽が似合うねって
白いワンピが素敵だねって
言ったとして 分かるだろう?
それが僕の限界だよ
進歩も何も無いまま 時ばかりを重ねて
振り向いた一本道に 自己嫌悪ばかり残して来た
キミは今更そこに割り込んで 「嫌いなの?」って言ったんだ
もう何がしたいのさ? こんなに(好き)なのに
なびく風の中で キミばかり目を閉じて
疎らに時は燃える 青い灯の中で
燃え尽きてしまうんだ 僕を嘲笑って
それを望んでたのに そのはずなのに
キミは何も言わなかった
僕も何も言わなかった
そんな7日が すぐ消えた
シナリオ通りの青色だ
キミの「サヨナラ」が背を押した
金の芝を風が巻き上げた
立ち止まった僕の目の前で
そっとバスが走り出した
何も言わなくていい 気持ち悪くてもいい
時に逆らってみたい 青く焼け焦げて
目を見開いたキミへ 確かに伝えたい
だって本物なんだ こんなに「好き」なんだ
なびく風に揺られ キミの涙を見て
僕らは時を刻む 青い灯を灯し
もっと前を向いて 目を反らさないで
向き合いたいと願う だから叫ぶんだ
僕が居た キミが居た
過去は逆さに走る 青い日を描き
まだ僕は歩く 地に深く根付いた
この足を引きずって
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