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−鳳凰−ﾎｳｵｳ
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| 作詞 火恋 |
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なぁ。鳳凰って知ってる？
火の鳥・不死鳥・フェニックス…。
解釈は様々だけど総べての原点は一つ。
そう。あの【鳳凰】。
その身が塵になっても燃え上がり
何度でも大空へ舞い上がる。
不死の象徴、再生の意。伝説と神話の鳥。
しかしある説と見解では、
永久の時間を孤独に生きる
哀しき運命を背負った鳥と言われている。
でもオレはそうは想えないんだ。
【鳳凰】って漢字は《オス♂》と《メス♀》が
一つになっている。
【鳳】がオス。
【凰】がメス。
二羽の鳥が互いを想い、愛し、身を焦がし、
運命を呪わず、来世をも供に生きることを誓った鳥。
神秘的で尊敬する。
でもさ。
オレは、人間一人では飛べない。
心の羽は一人に一枚しか渡されてないから。
出会いは唐突で障害は過酷だけど、
二人が心を一つすれば一羽の鳥になれる。
どんな障害をも飛び越えられる
強い翼を持った鳥に。
息を合わせて、足踏み揃えて羽ばたかせよう。
一つの羽が疲れたら高い木に停まって休めばいい。
見渡す限りの広大な景色が癒してくれる。
飛んでいれば激しい雨と暴風で身体と心を痛める時もくる。
でもその時は雲より高く舞い上がろう。
太陽の光が出迎えてくれるから。
そうしたら、あの時は大変だったねって笑えばいい。
伝説とまではいかないけれど、
気持ちを一つに、愛を伝え、想いを焦がし、
運命に感謝して、来世へ自分の分身を残せたら
【幇応-ﾎｳｵｳ-】になれる。
君が【幇】そばで支えて助けてくれるなら
オレが【応】ちゃんと受け止めて応える。
そんな鳥に…。
まだまだ二人の物語は始まったばかり。
紡いだ心に未来を乗せて、羽ばたいていこう。
遥か昔、永遠の愛と強い意思を誓った
【鳳凰】のように。
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