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僕はまだ知らない
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作詞 syarin |
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あのバスの行き先を僕は知らない
夕暮れの坂道 荷台に夢を乗せてた
君は多分笑ってた 確かな温もりを背に
行き先も分からぬままがむしゃらに駆け抜けた
霞んでいく景色 あまりにも早過ぎて
戸惑う僕らは 疑いもなくその一瞬を焼き付けた
「サヨナラ」と その一言に 夢から覚めた僕
曇ったガラスの向こう 君は笑いながら泣いた
それでも素直になんてなれなくて
薄れゆく思い出の彼方 僕は笑いながら手を振った
君が生きていく町を僕は知らない
夕暮れの約束 風に吹かれて宙を舞った
君は確かに笑ってた 時を重ねては不安は増え
強がる君はホントは泣き虫だったね
騒がしい都会 君は醜く綺麗に着飾って
誰かの優しさを 求めて歩くのでしょう
「サヨナラ」と その一言に 無駄に強がった僕
澄んだ星空の下で 君は笑いながら泣いた
それでも正直になんて言えなくて
遠ざかる面影の彼方 僕は笑いながら手を振った
最終アナウンス あまりにも冷たくて
うつむく僕らは 最後の一瞬まで手を繋いだ
「サヨナラ」と その一言を 聞きたくなかった僕
曇ったガラスの向こう側 君は泣きながら笑った
それでも弱さなんて見せたくないから
遠ざかる面影の彼方 僕も笑いながら手を振った
消えた景色の彼方 僕は泣きながら手を振った
あのバスの行き先を僕は知らない
君が生きていく町を僕は知らない
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