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今日はなんかいいことがありそうな
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作詞 syarin |
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誰もいない部屋 聞こえるのはTVのノイズ音
街は眠りに落ちる頃 僕は静かに呼吸をする
まるでこの世界に 一人ぼっちのような気がして
心を小さく丸めるけど どうしてもあの日に会いたくなる
変わらない僕の臆病なとこ 時々嫌になるけれど
あのヒトはそんなとこも よく見てくれていた
さあ夢の中へ出掛けよう 何も持たないまま
あの日の君が待っているかもしれない
笑ってくれた 包んでくれた 優しさをぶら下げたまま
とにかく明日なんかいいことがありそうな気がするんだ
光のない夜空 流れるのは憂鬱な風の音
胸を吹き抜ける頃 このまま飛び去りたい
今日もこの世界の 小さな灯りを求めて
宛てのない旅に出るけど 出会えるのは君だけでいいよ
相変わらずの不器用なとこ 時々嫌になるけれど
「そのままでいいよ」と 耳元に響いたのは聞きなれた声 愛しい声
さあ夢の中へ出掛けよう 何も持たないまま
瞼の反対側に綴られた僕らの歴史
色褪せることなく 蘇ることなく 切なさをぶら下げたまま
とにかく明日なんかいいことがありそうな気がするんだ
旅の途中で泣いてしまうこともある
二人の隙間を埋める 言葉はまだ見つからなくて
その場しのぎの優しさで繋いでみる
夢ならば素直になれるのに陽が昇ればいつもの僕になる
さあ夢の中から帰ろう 懐かしい声を持ったまま
いつまでも響いてほしいから
忘れてしまっても 消えてしまっても 何度だって会いに行くさ
「とにかく今日はなんかいいことがありそうな気がするんだ」
そうやってまた明日へと 僕は運ばれていく
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