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そら
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作詞 とーみ |
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そらがあまりに綺麗だから あまりに輝いていたから
上を向いて歩いていた 手を伸ばして追いかけていた
気が付くと暗闇にいた
どうして気付かなかった 考えれば分かるだろう
穴に落ちていた 知っていた 気付いていないフリをした
そらはまた遠くなった 前よりもっと高くなった
少し小さくなった 手で掴める大きさになった
手を伸ばして掴む これで俺のもの
開いてみると そこにはなかった
分かっていた 認めたくなかった
あのそらはいつも通り 綺麗で輝いていて 僕からいつも 離れた所に
何もわかっちゃいない 何もしっちゃいない
全部フリ、 そう 嘘付きだ
ほっぺが冷たい 濡れている
雨は降っていない 晴れている なのに
おかしいな 雲一つないのに
「助けて 出してくれ そらが逃げてしまう
頼むから あの大空をもう一度 見せてほしい」
声は吸い込まれる あのそらに 畜生めあのヤロー
知ってか知らずか いつもより あいつは蒼く輝いている
「誰かいるのか? 俺が見えるか? 今手を伸ばすから
いいか、絶対離すなよ 」
この手が求めていたのはそうだ 空じゃない 光でもない あの空より輝いている
“お前”だ
離さないよ もう絶対に なくさないように
求めていたのはそうだ その声なんだ その姿なんだ 空なんかよりずっと美しい
あの空を捕まえよう 二人で 虫かごとタモを持って
追い抜くぐらい猛ダッシュで
さぁ 行くんだ
その手の先に
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