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chronicle flour
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作詞 有真澪 |
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拒む足を拒むのは
――さあ 退くがいい
立派な兵隊さん
其の先には何がある?
どんな問いも消え
やがては融けていくのだ…
あらゆるものが死んで幾世
救うことも救われることもなく
ただ立ち尽くすだけなんだ…
ひとつの花を踏みにじりながら
唇を噤んだ 決して喋ろうとせず
どんな罰を受けても
嗚呼 父の遺産は守るんだ………
花弁が揺れたような気がして
進む足を進ませる
――さあ 行くがいい
立派な軍隊さん
どんな理想も偽りで
幻想に終わり
やがては朽ちていくのだ…
あらゆるものが踏まれる地に
たった1人毅然に立ち向かうのは
人であらざる花だった
そんな花ですら潰れていくんだ
唇を閉ざした 痛みと孤独に耐え
どんな罰を受けても
嗚呼 あの花だけは守るんだ………
花弁が揺れたような気がして
でもそれは勘違いだった
花はすでに潰えたのだ…
どんな理想も偽りで
幻想に終わり
やがては朽ちていくのだ…
寧ろ それが始まりであるかのように
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