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夏
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作詞 有真澪 |
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どれほど待っただろう
心から待ち続けただろう
あの季節が来る度 思いだす“まぼろし”
夏休みはよく2人で遊んだね
花火やプール、お祭りで騒いでた
悲劇なんて知らなかった
死というものを知らなかった
まだあの頃は子供だった、と
言い訳する自分が悲しい
倒れた君は鮮血に命を燃やしながら
冷たく息を引き取った
春が過ぎ去る度、不安になって死にたくなる
私は望みながらもあの日を否定している
追憶は陽炎にずらされていく…
強い意志を見付けられないまま
淡く仄かに微笑んで
細やかな腕は求めていた
固く握りながら失意のなか
言い訳する自分が馬鹿馬鹿しい
暗闇を彷徨いながら彼は瞳を閉じる
それがまるで否定のよう
春が過ぎ去る度、写真の先の彼を視る
何処に行ってしまったのか、と否定し続ける
幻想を真実に置き換えたなら…
忘れないよ ずっと胸に仕舞い続ける
だけど この想い破裂するその前に…
【 】
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