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迷子
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作詞 せろ。 |
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ある日、僕は突然迷ったんだ
「昨日まで歩いてた道は何処?」
振り返ったら急に怖くなったんだ
そういえば何処に行くんだっけ?
それも思い出せなくなったんだ
昨日まで当たり前に歩いてたはずなのに
疲れてもう動けないや
続ける理由もないから
止めたくなっちゃったんだ
でも止める勇気もないから
僕はただ、毎日毎日
繋がらないこの手が
ちょっと疎ましいなんてさ
他の子が持ってるもの、全部
持ってない気がしてさ
「そんなの違うよ」って
誰かがどこかで叫んでたのに
疲れて座り込んだ僕に
手を差し伸べてあなたは言う
「君はひとりじゃないよ」って
「いつも一緒だったじゃない」って
そんな贅沢すぎる言葉が
眩しすぎて、嘘くさくて
止める勇気を見つけても
誰も幸せになんかなりゃしないんだ
ならばその為の“勇気”は
何のために?誰のために?
繋がらないこの手は
何故だろうって考えた
涙でぼやけた指の間から
あなたの姿が見えた
かなしいことがおこりすぎて
あるいてたみちみうしなって
ぼくはまよってしまったんだ
ふあんになってしまったんだ
だけど諦めずにいてくれたんだ
届かない言葉でもかけ続けてくれたんだ
それがあなただった
繋がらないこの手を
思い切って伸ばしてみたら
あなただけじゃない、一人だけじゃない
たくさんの手が僕の手を掴んだ
「ほらね、一人なんかじゃないでしょ」
たくさんの温かさに支えられていたんだ
大丈夫、もう迷わない
“勇気”の使い方も見つけたよ
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