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同窓会
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作詞 Megmeg |
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ある土曜日の夜明け前
眠るのは諦めて
風に揺れるカーテンを
開いて窓の外を見た
向こうの大通りには
行き交う車の音
始発の電車も動き出した
朝の空気に響く
「いつも通り」に過ごしてきたけど
変わり続けることでしか
生きられなくなってる
それでも心だけは
思うより近くにある
どの瞬間を切り取っても
それはいつもと同じで
どこまでいっても何があっても
そのままだと思ってた
何かと理由をつけては
集まった友達も
一人が減り二人が減り
いつか集まることさえなくなった
「いつも通り」に過ごしてきたけど
風の噂が運び合う
それぞれの今を
時を経て時代も変わり
多分それも人生なんだろう
よく通った馴染みの店
マスターは変わりなく
愛想よく皆を迎えるだろう
空白はすぐに埋まる
変わり続けることでしか
生きられなくなってる
それでも心だけは
思うより近くにある
曇りがちな土曜日
日が暮れる頃には
懐かしい顔の上に
過ぎた時間を見るだろうか
祭り騒ぎの店内
グラスを傾ける音
そこに座ればほんの一瞬で
あの日に戻っていく
「いつも通り」に過ごしてきたけど
変わり続けることでしか
生きられなくなってる
それでも心だけは
思うより近くにある
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