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始まりの唄
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作詞 いちみや |
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この世界の始まりのお話
そいつはひどく変わったやつで
そしてある日 この世界と
一人の人間を創りだした
キミの歩く度に
まばたきや 心臓を刻む鼓動に
そいつは歌をうたったんだ
とびきりやさしいメロディーの
さて、話の続きとまいりましょう
あなた独りではさびしいでしょうと
そいつはたくさん命を編み出す
始まったのは誰かの中傷 ひどい痛み
冷めた笑いに 虚ろな視線
涙の中に 悲しく 慣れ
あわてたそいつは体を震わせ あなたのことを呼んだんだ
空から聞こえる風のうなりに
あなたはおびえ 閉じこもる
空から降りだす 雨の理由なんて
あなたは知らずに 閉じこもる
それから幾年の時がすぎ 進んだ時代の中にあなた
そして隣には柔らかい笑顔
優しい声に 温かい視線
伸ばされた手でぬぐわれた涙
あなたは幸せそうにほほ笑みかける
そいつは遠くからじっと見つめてる
届かない全てを 押し込めて
感情なんかあなたにいれなきゃ良かったと
感情なんて自分になければ良かったと
たまには雨を降らせてもいいでしょう
そいつの存在よ
キミに知られぬまま
どうかいつまでも
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