|
 |
|
腕時計
|
作詞 くろん |
|
夕日に照らされた机の上に
無造作に置かれた銀色の腕時計
あなたが忘れた腕時計だよ
どうしてこんな大事なものを、、、
本当にばかだよね
静けさを裂くように刻む時の音が
苦く笑う私を刺す
その腕時計を動かさないように、触らないようにしていた
それはあなたを思い出したくなかったからか
あなたの跡を残しておきたかっただけか
私自身よくわからない
銀色のよくある形の腕時計
誰でも持っている腕時計
でもあなたのこの腕時計は
私にとってはよく憶えている形
あなたの手元さえも私の頭の中には
今でもはっきりとある
特別、素敵に見えた腕時計
誰でも良かったわけじゃないんだよ
決して絶えることなく時を刻み続けるこの腕時計
きっとあなたの温もりを探している
もう二度と会えないって分かってるから
探してしまう
|
|
|