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捨て猫
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作詞 FELLOW |
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ママには怖くて言えない
路地裏の段ボールでふるえる猫
学校帰りになでて 餌やってさ
あたしたち そんなんだったね
腐臭がするごみ捨て場で
かまわずにそっとキスしたよね
きっとこんな夜中 友達なんて
夢の中 そう言い聞かせてさ
ああ 長続きしないことは
ああ わかっていたつもりだけど
電話はいつもあなたから
互いにソワソワしながら話す
場所と時間だけ 伝えてさ
予定もなく 手をつなぐだけ
あたしが飲めないタバコとお酒
すべてが愛しく見えたけど
自分がやるのは 怖いから
隣の席で ただ笑っていた
ああ もう終わったことなのに
ああ 今でもまだ夜更かしが抜けない
髪を染めてさ 口紅塗って
お酒飲んで タバコふかして
今なら あなたと同じようになれるのに
ジャズが流れる ロウソクゆれる
あなたと昔来た バーの前で
電話かけるふりして ひとりで入る
ママには怖くて泣けない
路地裏の段ボールで死んだ猫
雨にぬれ肩落として 泣き叫んで
いつの間にか そんなんだったね
アドレスのない電話のキー
あてもなく指でなぞってみる
番号変えられてから 1年経って
ひとりの席で ただ泣いていた
ああ あなたより飲んでいるのに
ああ 今ではあまり酔えなくなってきた
髪を染めてさ 口紅塗って
お酒飲んで タバコふかして
今なら あなたと同じようにしてるのに
ジャズが流れる ロウソクゆれる
あなたと昔来た バーの中で
「後から来る」と言って ひとりで入る
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