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蒼き太陽
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作詞 波音 |
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小さい頃に頭をなでてくれた大きな手
手を握ろうとしても、硬くてあつい手は
私の小さな手に入りきらなかった
指一つが私にとって唯一にぎれる場所
世の中に叫び声をあげて、
自分の足で立てるようになってから出会った
怪獣のように大きく、覇気のある君
ふるえる心臓に凪風のようになでていったのは
幻像でしか見たことのない海底の深い青と
同じ色のした瞳
大人たちの都合や欲望に埋もれ
溺れかけていた私を救ったのは攫っていった
波がつれてきた暗く底の見えない海底の中枢
赤く染まった手、輝いている手
差しのべられた手のどれにも温かさはあった
けれど取る手すべてが私の心の底を冷やす
脳が氷、その人の瞳が見れない。
たった一人、絶望と恐怖のなかで見つけた
君の燃えるように熱い手
心の中に暖炉を作ったように広がっていき
私に手を触れることによって生み出される喜び
温かさを教えてくれた君の手
瞳を見ても仮面が壊れることのないことを
教えてくれた君のブルーアイ
すべてが冷たく暗い海底で見つけた
永遠たる唯一私に託されて宝物
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