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空の先
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作詞 JOKER |
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この空はどこに続いてるのだろう?
小さな頃の僕はそう思いながら
窓の向こう 赤く染まる空を見ていた
ある日誰かが言っていた
「空は世界中に繋がっています」
何処か遠い国でも、同じ空が見えてる
そんなこと まだ小さかった僕にはわからなくて
窓の向こう 別世界 違う色の空
夢見てた
世界の空は繋がっていて
きのう僕が見た夕焼けを見て誰かが笑っていて
きょう僕が見た夕焼けを見て誰かが泣いている
不思議だね 海の向こう 砂漠の果て
みんな違う場所に立ってるのに
同じ景色を見ている
それから僕は少し大きくなって
色々なことをわかりはじめた
あんなに難しかった本も読めるようになった
でも まだ わからないことが多いよ
何処かの誰かが言っていた
「星の光は、何億何万年という時をかけてここに届くのです」
僕が生まれるずっと前に あの星が生まれていたなんて
僕には難しすぎる 時間をおくれ
僕の頭上で宇宙は広がっていて
どれだけ飛んだって果てがないらしい めまいがするよ
大切な人がいなくなった日に僕を見下ろしてた星が
今この瞬間 誰かが生まれたことを祝福してる
人は死ぬと星になるというけれど
僕が居なくなったあと 空に浮かぶのはいつごろかな
繋がっている空の下 生きている人がたくさん居る
繋がっている空の下 命を絶たれる人も居る
悲しい現実 嬉しい真実 空と地上と浮かぶ星
みんな 見てきた世界
いつか僕は大きくなって いつか死ぬときは必ず来るけど
それまでに焼き付けておこう ここに僕が居た証
空が繋がっていること 今見ている星はとても綺麗だということ
僕がこの宇宙の一部になった時 まだ空は繋がっているといいな
この世界の全てを 僕らが理解することは出来ないよ
でも世界は僕らの 全てを理解しているよ
見てごらん 空は 繋がってる
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