|
|
|
メイク
|
作詞 メリー |
|
風の便りに 君のことを聞いたよ
ちょっと面倒なことに 巻き込まれていたそうじゃないか
そう彼女は
いつもの仲間たちが 顔合わせるとき
なんとなく知り合った まさに友達の友達
面と向かって話し合うことは あまりなかったけど
「私のアドレスを消しておいてください」
のメールを最後に 会えなくなってしまったっけ
愛想が悪いと 評判な僕でも
それなりに心配もしたし なんとなく落ち込んだりもしたんだよ
・・・ところで人生ってのは思いがけないもので
偶然入った 昼下がりのコンビニでは
空気の読めない神様が 思いがけない再会を用意してくれてたんだ
派手なメイク 煤けた色の髪
僕に気づくと 怯えるように目を伏せた
あぁ 人は時と共に変わってしまう なんてことも
ある程度は 覚悟してたつもりだったんだけど
なんだろう 少し惨めだよ
あぁ 男の僕は 知らなかったんだけど
それはどうやら 僕が思う以上に便利のようだね
あの女の子らしい 小道具は
愛嬌のあるほくろと 同じ具合に
友と過ごした 大切な時間なども
塗り固めてしまえるものらしいよ
最近は6つも年上の男と
一緒に暮らしているそうだね
きっと女性としても多少 大人になってしまったんだろう
君が幸せというなら 何も言やしないけど
こんな友達だか なんだか
中途半端な立場の 僕が言うのもなんだけど
幸せそうなあの笑顔が 忘れられないよ
あぁ
でも今は気持ちもいくらか 落ち着いて
不思議な気分なんだ
怒ってなんかいないし ましてさみしくもない
ただ少しだけ 心が痛い
僕がこれから生きていくところは
どうやら君とは遠く離れたところみたいだから
さようならだよ
もう会うことはないだろうけど
どうか 身体には気をつけて
|
|
|