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銀鳥空人
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作詞 キヨミズ |
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銀よ鳥よ…
地上に生きる僕らに…
君達は何を想う?…
空の青さに立ち尽くしたのは僕らだけだったろうか
揺蕩う雲に僕らはいつかの幻想を見た
空は何時も等しく青く 地上の僕らを笑ってる
鋼色の争いと土色の魂のなか
地上人は鉄の文明で大地を奪い合い
太陽は唯黒く輝いて 僕を捕らえて放さない
ああ その手をどうか
銀よ鳥よ 何を想って君は飛ぶ?
果て無く続く空の轍が 君には見えているのかい?
見え無いはずのないそれが 僕の瞳には映らない
戦人は汚濁された杯を掲げた
空の広さに立ち尽くしたのは僕らだけだっただろうか
瞬く星に僕らはいつかの幻影を見た
夜は何時も等しく昏く 無言で空を染め上げる
涙花は藍色の深い夜森のなか
地上人は鉄の恩恵で生命を奪い合い
満月は唯白く輝いて 僕を縛って弛めない
ああ その背にどうか
銀よ鳥よ 何を想って君は啼く?
果て無く続く時の連鎖が 君には見えているのかい?
知ら無いはずのないそれを 僕の心は映さない
銀よ鳥よ 何を想って君は泣く?
果て無い人の悲しい時代を 君は見てきたんだね
知らなければならないそれを 僕は言葉に換えてみせよう
僕達は侵されない愛を掲げる
何時か何処かの緑の野で
僕らは知らないはずの歌を歌うだろう
等しく皆が口ずさむ調を
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