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染みてく
作詞 Rin
せつなさばかり大切にして
不安定にぐらぐらと揺れるからこそ
大きな愛の中にいるつもりだった私達

何日もの思惑
何ヶ月ものためいき

疑いながら信じることに疲れて
確かめたくて嘘を吐いてみたら
ダメな関係の見本みたいにまさかなしのつぶて

特別だと信じるのはとても純粋だったけど
愛について恋についていつも語られるような
客観性の前にひれ伏す私

幾日もの後悔
幾夜もの胸の痛み

夜は暗く 深く 静かで
私の苦しさを伝える線はもう見えない

あまりに寄りかかっていた思い出は
風に吹飛ばされて春の川面に散った

あなたにもう逢いたいとは思わない
あなたをもう大事だとも思わない

それでも毎日起こる色んな出来事に
あなたが染みていて少し辛い

希望がむしろ私を惑わせていた日々

これからは時間とともに歩んでいく

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 染みてく
公開日 2008/06/17
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 失恋
コメント どうしても忘れられない人を、どうしても忘れたい時
それは「せつなさ」や「かなしさ」のような
綺麗なマイナスの気持ちでは捨てられない。
「失望」や多少の「嫌い」という気持ち、
そんな現実に沿ったマイナスの気持ちがそれを実現させてくれる。
どうしても哀しい思い出はちょっと下世話なやり方くらいじゃないと消えないんだな、と思います。
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