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そのアトリエまで
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| 作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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もうすぐ電車は知らない街に行く
息を整えて 透明な窓を見返す
散らかった心を束ねてみたら
いつもより空が綺麗に見えたよ
陽だまりのプール 右手が光に染まっていく
ありふれた内容の手紙を大事そうにしまって
少年は目を閉じた
もうすぐバスは知らない場所に行く
嘘の真実 めざましい発展をとげる
角張った言葉は置いてきたんだ
平気だよ 平気だよ これから先は
牧師たちが言う シナリオ通りの古い台詞
飛び出した眩しさが 誰かの身体を蝕んで
少年は目を開けた
「写真とおんなじ景色だ」
ずっと話をしたかった とても普通の話を
誰かと同じ夢を見て 部屋のベットに沈む
それだけでいい 他に何も望んだりはしないよ
僕の血管に流れているものは一緒のものだ
どんなヒントだってもう要らない
晴れ渡るものは 空だけじゃない
この痛みは きっと消えないけれど
あなたも抱いた痛みなら
なんだか とても愛おしく思う
ずっと話をしたかった とても普通の話を
温かいコーンスープの匂いがベットを揺らす
夢を見たんだ 絵の人が僕の母親だった頃の
もしも その夢に続きがあるなら 見てみたいな
眼のインクは溶けていったんだ
世界が同じに見える魔法をかけて
君の声だけが響く 膜の中
そこで起こる出来事は
全部が全部 初めてのことで
もうすぐ僕はあなたの家に着く
レンガの階段 木製のドアを叩くよ
「ずっと話をしたかった。とても普通の話を」
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