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輪郭のない人たちの記憶
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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中から見れば汚くて 外から見れば美しい
こんなトリックに騙されてみたいな
ブリキの兵隊 おもちゃと手を取って踊り合う
狂ったようなステップで飛んだ
飛んだ
飛んだ
子供たち ガラス越しに羨望の眼差し
いいよ奪っても 大人になる前に
ドールハウスと殺人 飴と五時のチャイム
ほら合図だ 弾けるように飛んだ
飛んだ
飛んだ
昨日は夢の中にまで 君が居たよ
値札のついた僕のからだを愛してよって
ドーナッツ型の心 穴から覗く
「ここから見えるのは、いつの記憶?」
鍵の在り処はもうない それでも人は探してる
みんなホラ吹きを信じちゃって死んだ
天国はない 報われないままで終わるのさ
羽が乾いた赤子から 飛んだ
飛んだ
飛んだ
それはそれは壮観だ
殺したいと思われながら生きるのは
書きかけの台本の続き
名前に赤い線が引かれている
昨日は夢の中にまで 君がいたよ
だから汚れた君のこころを愛するよって
どうなってもいいんだ これから先は
「今から行くところは、何処だろうね?」
ピアノの鍵盤を踏みしめて
ドレミファ ドレミ
足音 二つ
黒いところで転ばないように
手を繋ごうか
ここよりもずっと静かな場所に行こう
そこには丸い目の太った猫がいて
ひっぱりたくなるようなヒゲをこしらえて
不機嫌そうな顔で 僕らを眺めるんだ
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