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花の咲かない湖岸
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| 作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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かつて見てた夢 二人はどこか似ていた
昨日よりも静かな 空っぽの心 空っぽの部屋
色褪せたフィルム もう一度 手を伸ばした
千切れそうな小指と ポプラの植木 錆びたレール
目覚まし時計が鳴る前に 目が覚めたから
少しだけ考えてみたんだ これからのことを
ピアスの痕をなぞれば 鮮明に浮かんだ
君が嬉しそうに呟くよ この子の顔を借りて
「それでも広がる世界は きっと美しいんだ」 と
約束を交わした あの場所に 戻れなくたって
目を瞑っていた 気付いたら一人と一人
埋葬のような笑顔を描いた牧師 優しい仕掛け
カーテンを開ける 一瞬だけフリーズした
眩暈のような錯覚 ベランダの光 乱反射する
窓の向こう 空がいつもより 青く見えたから
少しだけ忘れてみるんだ これまでのことを
丸太のブランコを漕ぐ 澄みきった湖岸で
終わった夢の続きを今 撮り直してみたんだ
皺だらけのシャツを掴む その小さい手が
どれだけの意味をくれるのか 今はもう 分かるよ
「ここに種を撒きましょう 他のより歪な形のを
きっと、きっと、とても綺麗な花が咲くと思うの」
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