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New adventure
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作詞 荊 |
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トランクに ありったけの荷物
詰め込んで 夜に駆けだす
ひそやかに入り込んでくる闇
停車場の 生ぬるい風
君を奪って 見知らぬ場所へ
行き先は どこだっていい そうだろう?
限りなく幼稚で 限りなく曖昧で
大人とも子供とも 言えないような形だから
あるがままの姿で 冷凍保存するのさ
さよなら 茨の丘を越えて
蛹から蘇り続ける
どこまでも二人歩きだすのさ 道はなくとも
僕の身体中 流れる血潮で 君の身体を 包み込むまで
たぶん今夜は寝るつもりはない
大胆さに怖気づいて 夜の長さかみしめる
血の味に似た 苦い唇をなめながら
惰性の力におびえた 規則正しい世界に
嫌気がさして逃げ出し こんなとこまで来たけど
このままじゃ僕らも 奈落の底へ一直線さ
いつまで続くか このリズムは
終わりも始まりもなく
ただがむしゃらに踊らされた 適当なステップで
たとえすべてが 幻想としても これだけは 確かな真実
二人でまた笑い飛ばせれば それだけでいい
笑って こんな恰好で 横たわってる 僕をそっと
流れてく 僕の血液 僕の涙 僕の痛み
全てを愛し 君を愛し 確かにまた 君を抱く
力尽きた その時でも 二人で 笑い飛ばしたい
さよなら 茨の丘を越えて
蛹から蘇り続ける
どこまでも二人歩き出すのさ 道はなくとも
いつかまた 蘇るその季節に
素敵な蝶になりたい
思いのまま羽ばたくのさ 縛るものは何もない
僕の身体中 君が溢れて この心臓を 動かし続ける
ただ目の前に 用意された ありふれた道を 踏み外していく
だから今夜は寝るつもりはない
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