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「ちいさな気持ち」
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作詞 souzou |
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おじいちゃんとおばあちゃんには二人で一つしか花が咲いていないから
僕は不思議でしょうがないんだ
おとうさんとおかあさんには一つずつ咲いていて違う匂いがするんだ
喧嘩ばかりだった二人は話すこともしなかった
ぶたの貯金箱を割って かき集めたお小遣い使って
僕は一本の花を二人にプレゼントした
戸惑いながら育てる姿は 僕を幸せにしてくれる
花のお礼に遊園地に連れてってくれた
たくさんの乗り物は僕にとってキラキラ光る玩具
胸のドキドキは大きくなっていく
でも二人はここでも喧嘩していたんだ
二人に笑って欲しくて 手に握りしめた小銭を使って
ソフトクリームを一つプレゼントした
戸惑いながら食べる姿は 僕を幸せにしてくれる
おじいちゃんとおばあちゃんには二人で一つしか花が咲いていないから
僕は不思議でしょうがないんだ
おとうさんとおかあさんには一つずつ咲いていて違う匂いがするんだ
喧嘩ばかりだった二人は話すこともしなかった
料理の匂いと作る音で目が覚めた僕
そこにはお父さんはいなかった
その代わりに大きなラジコンと手紙が置いてあった
お母さんから見える花は枯れていて 僕のあげた花も枯れていた
いくらお金を使っても戻ってこないことがある
いくら僕が泣いたって戻ってこないこともある
このとき僕は知ったんだ 初めて僕は知ったんだ
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