|
|
|
リビング・テラー
|
作詞 どぶはまり |
|
その一室に充満した陰
かつての無口な残響が
廊下に残す軌跡
カビの匂いが淀む
ここに僕の
秒針は止まった
目の外側に
錆びた街は映った
鉄くずの夕焼けに
君はなお 美しいだろうか
手を握っても
ジェットは音を注いだ
焼け焦げる夕焼けに
ビルはなお 立ち尽くすだろうか
僕のように
遠く一秒を刻む
それになぜか
静けさを願って
君の一生を刻む
そこになぜか
秒針を祈った
目の内側に
寂びた街を想った
鉄くずの静寂に
君もまた 叫んでいるだろうか
手を伸ばしても
ジェットは陰を留めて
焼け焦げる茜色
君もまた 縛られただろうか
僕のように
|
|
|