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見えてくるもの
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作詞 赤裸々PINK |
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傷ついた心を…
眼に見えない心を、実体化させてみたのは
見えない事に恐怖を感じたから…
見える物しか実体を信じられず
他に感じるものは多々在るはずなのに…
『視覚』を求め…恐れ…
手にしたのは、皮膚よりも硬く鋭い物質
理解している事だけど…
血を流し、瘡蓋になり、完治するまでは…
はっきりと眼に見える…
でも、
心は血を流さない 実体の存在は感じられるのに…
今更言う事でもないが…
人は神を信じる事がある
それは歴史が証明している…
宗教などが多々様々にあるのはそれぞれ、人々は感じ方が違うから…
眼に見えない無数の神の存在を信じ、それに従うのは…悪いことじゃない
悲しみから肉体を傷つける傾向は珍しくないし…
世界規模で見れば、普通の事だ。
実際喫煙だって立派に肺を傷付けている
ただ見えないだけで、リストカットより確実に寿命を削っている
眼に見える 見えないだけでこんなにも感じ方が違ってくる…
皮膚を傷つける恐怖はあっても、肺を汚す恐怖は見えない
肺が見えたら 喫煙者は一気に減るだろう…
見えないこと解らない事が一番恐怖を感じる
しかし、逆に期待に考える事もある
それが神の存在価値なのだろう
実際に神が存在して尚且つ、見えるとしよう
きっとそれは神とは呼ばれない…
眼に見えてしまうとその者の限界や特徴が見えてしまう
それでは神ではない…
神とは眼に見えないからこそ全能なのだろう
心とは実体が掴めないから自由なのだろう
五体満足だろうと、空が飛べる訳じゃない…
不自由な体に自由過ぎる心が乗っているのだから 窮屈に思う事だってある
今君が、眼に見える傷見えない傷を負っているのなら
僕に直してあげる力はない…
でも僕だってタバコ吸ってる 皆同じくどこか傷つけてる…
眼に見えないだけで、皆同じなんだ…
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