|
|
|
手紙
|
作詞 こざくら |
|
赤くにじむ 午後の教室
卑怯だって わかってたけど どうしても
声がかけられなくて 目もそらせなくて
ただあなたの目に映らないところから
じっと見つめるのにも耐えられなくて
もう動かずにいると胸が重くなるばかりで
時の止まったこの部屋で
あなたの机に精一杯の勇気を忍ばせた
名前も書けず
ゆるくにじむ いつもの廊下
無理だって わかってたけど どうしても
声をかけてみたくて 話してみたくて
ただあなたの肩に二度触れてゆっくり
あなたがふりかえるそれだけの夢が
もう一生かなわないなんて思いたくない
時の止まったあの部屋で
あなたのかばんにかわいらしい彼女の写真をみた
呼吸も止まり
私の気持ちは気づかないほうがよかった
それでもいいと思えたら
顔すら繕えなくなってそっとあなたのことを想う
これだけのことで
|
|
|