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絆
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作詞 くろみけ |
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涙が止まらない...
この涙が
悔し涙なのか
悲し涙なのかは 自分にも分からない
気がつくと泣いている
愛してる人が死んだ訳でもない
いぢめられている訳でもない
だけど涙が流れてくる...
家族は崩壊寸前
自分はただ泣くことしかできなかった
家族に見つからないように
部屋のすみでただ泣いていた
みんなで仲良くご飯を食べて
みんなで仲良くお話して
みんなで仲良く出かけて...
そんな家族に憧れていた
何度この家を出て行こうと思ったか
何度死のうと思ったか
何度殺そうと思ったか...
でもそんな度胸が自分にはない
だから父親が怒鳴ってるのを
自分の部屋でおびえながら
聞いているしかできなかった
母親が他の男に会いに行くのを
部屋のドアの隙間から
ただ見ているしかできなかった
兄が親と殴り合いをしているのを
止めることもできずに
その場に立っていることしかできなかった
誰にも相談できずに
ただ自分の心の中にたまっていった
そしてそれは
とても重い鎖となり
自分の体を縛っていった
いつしか仮面ができた
家用の顔と外用の仮面
外で仮面を付けていれば
自分は自分だけど自分でなくなる
また別の人格ができる
そうすることしかできない弱い自分を
いつも憎んだ
こんな家族
とっとと死んじまえばいい
いつもそう思っていた
でもまだどこかで願っている自分が居た
いつか必ず
昔みたいな仲のいい家族に戻れることを...
そぉ願っている自分が居ることに...
まだ気づいていない自分が居ることに...
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