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眼ノ前
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作詞 紫燕 |
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とまるのが怖くて
躓くのが怖くて
走り続けている
五月雨冷たい雨のなか
深海魚みたいにさまよう
濡れたジャンパーは重くて
なんの温かみもない
降り注ぐ雨痛い雨と
灰色コンクリートの世界
周りは人しか見えないけれど
私はそう独りで
立ち止まったとき後ろに見えるもの
とまるのが怖くて
躓くのが怖くて
私は強くないよ
だからきっとたえられなくて
意気地なしだから
走り続けている
体の芯から冷え切って
私の足が悲鳴をあげる
行くあて帰る場所もなくて
さまよい続けてる
いつしか雨は雪になり
空を羽みたいに飛び交う
空へと小鳥は飛び立つけれど
私の背には羽が無い
逃げ出してただ走るけれど
路は見えなくて
先は見えなくて
私は弱いから
それでも逃げるしかなくて
泣き虫だから
なきながら走ってる
誰かにみつけてほしいと思うよ
私は闇の中
今も闇の中
私は悲しくて
たださまようしかくて
強がりだから
叫べずに走ってる
とまるのが怖くて
躓くのが怖くて
走り続けてる
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