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金の青い鳥
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作詞 少年アリス |
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枕下に 望みを書いたメモを置いてみた
その通りの夢なんか来やしなかった
ゴミ箱でくたびれた名前 やっと逢えたと
君に伸ばす手も 届かないまま 目が醒めた
ベッドの上を 生えてない翼で羽ばたくのは
飛べない体内いっぱいに 鳥が腕を拡げるから
空を憶えてるのに 悔しいね 飛べないだろ
まぁ 僕は何ともない ちょっと言ってみただけさ
そうして また 白々しく外方を向いたけど
止まない羽音に 涙が落ちる
早く諦めてくれよ
一人で二役背負うのも 疲れた
答えは出てる 僕に翼は無い
想いだけで飛べたら良いのに
天井も羽根で満たされた 風船並みに膨れ上がって
そろそろ 腕が曲がり 奴も分かってくれる頃
涙でぼやけた鳥よ 最期に教えてくれ
この身が破裂したら お前は外へ羽ばたけるのか
今でさえ痛くて じっとしてられないけど
飛びたい衝動だとしたら
全部終わる前に いつも
解答ページへ先回りするんだ
不安に負けて 答えを出さないで
想いとすら向き合いきれない
そんな僕
空気が抜けていく
萎れたのは 奴の翼だった
飛べる筈だったのに
情けない姿になったね
生きたまま 飛べなくなった
可笑しいな 奴のことだろ
こっちの身体も動かない
ああ 涙で 心が錆びたか
エンジンが止まれば 死ぬしかないな
いつまで寝てんだよ
君と逢えない日は 何処までも続くのだろう
折れたら 折れたままだろう
でも 錆は綺麗に剥がれた
解答も何も 灰に戻してやった
一度は埋めてしまった道を
爪が濁っても 掘り続ける今
夢に探すより確かな道を
生きてゆける道を行く
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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