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ティーチャー
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作詞 少年アリス |
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君が白紙のカードを示す
暗黙の内に伏せられ 机の下へ
もう二度と戻ることはできない
失われた僕の数
チョークの粉が指紋を埋める
鱗粉のように闇を舞った
もう二度と戻ることはできない
思い出しては 瞼を閉じた
沢山のエイトが部屋を飛んでいる
窓際に止まれば たちどころに死んでしまう
水分の抜けた 成れの果て
向けられる 心ない眼
笑みを消してカードを切った
ナイフの先に光を見る君
立場を思い出しかけた顔が
再び無色に帰(き)していく
道の半ばで姿勢を正して
灰色の風に 僕は吹かれた
煙が雨雲となり 上空を塞ぐ
失われた胸の内
失われた僕の 僕の数
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