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君を強いと言う理由
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作詞 雪之城朱雀 |
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僕は君の背中ばかりを見てきた
現実的に触れる事の出来た背中は
本当はとても遠いものなのだと
月が言っていたよ
君は僕と同じ様に流れる時間の中で
僕より多くの事を学んで今僕の隣に居る
黒く染まった空を見上げて
僕は薔薇の花弁を千切るんだ
償えない罪を僕は犯してしまった様な
そんな不安に押し潰されていくから
僕は言い訳を添えるよ
お墓の上の鳥は僕に絶望を歌う
寂しくは無いのかい?と僕は言う
本当は寂しくて仕方が無いのだと
星が言っていたよ
君は僕と同じ様に流れる世界の中で
僕より多くの事を知って今僕と一緒に居る
赤く染まった空を見上げて
僕は百合の花弁を千切るんだ
言い訳できない重罪を犯してしまった様な
そんな不幸に押し潰されてしまうから
僕はバリアを張っているよ
透き通る様な瞳で僕を見据えて
真実を言い下す其の姿はまるで
女神の様なそんな威圧感が其処に存在していた
君を強いと言うのはね君が真実を受け入れるからだよ
僕が知らない痛みに打ち勝って
今の君は存在し僕を嗤う
僕は其の嗤いに怒りを覚えるけれど
其れが真実なんだと僕は知るんだ
君を強いと言うのはね君が僕の知らない痛みを知っているからだよ
君がどれだけ強くないと否定しても
僕には強く見えるんだ
僕が弱過ぎるからだろうか
僕が何も知らなさ過ぎるだけなんだろうか
僕はね知ったんだ
満ち足りる生活をし過ぎた人間の僕は
弱くて脆いモノなのだと
今更知った
君達の存在で
君達の言葉で
だから言わせて
ありがとう。
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