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色無しみっくすじゅーす
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作詞 どぶはまり |
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赤い明るい丸い
そんな星が背中を染めて
オレンジ香る空は
少し寒いそよ風を吐く
「僕に羽があったなら」なんて
そんな言葉は柄でもないけど
「君の所飛んでくよ」なんて
そんな言葉も今では言えない
居場所なんて分からないから
捜し求めた物 見つかった気がした
あの白かった細い筆先 指で辿ると先が光って
嘆き続けた事 悪かった気はしない
ただ青かった二人だけど 指で辿るといつも甘くて
暗い黄色い丸い
そんな星が夜道を照らし
グレープ踊る空に
少し苦いため息を吐く
「君と今も一緒なら」なんて
そんな言葉は意味さえないけど
「君のことを愛してた」なんて
そんな言葉も今さら言えない
見上げたって変わらないから
愛し続けた人 見つかった気がした
あの白かった長い筆先 指で触れると君が零れて
信じ焦がれた事 辛かった気はしない
ただ枯れてった二人だけど 指で触れると色は綺麗で
僕らはきっと飛行機雲
引かれては消えてく淡雪みたいで
赤く染まり出した冷たい糸に
宛ても無く小さな小指で
そっと触れて辿ってみたんだ
焦がれ続けた物 見つかった気がした
ほら手で握る白い筆先 空で振るうと思い溢れて
繋ぎ止めてた事 痛かった気はしない
また手を振って描くけれど 人が見たなら別れのサインで
目に映る飛行機雲は空に融け出し
茶色い瞳の中で色の無い水に変わるんだ
きっとこれを流したらプロペラの
音も聴かずに生きていけるよ
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