|
|
|
Font
|
作詞 浅葱色 |
|
あなたに出会えたこと、一体誰に感謝すればよいのだろう。
この腕の中にまだ残る香り。
最後にあなたの存在を確かめた証し。
なのに、今はもうとても遠くへ。届かない遠くへ。
あなたが選んだあの香りが好きだった。
あなたが選んだあのボトルが好きだった。
好きだったのは、それだけじゃなかったんだ。
それに気づいた時、辛さと、苦しみと、訪れた喜び。
あなたに出会えたこと、一体誰に感謝すればよいのだろう。
あなたの横顔をミテいるだけで、
ただそれだけで満たされていた時間。
止まった時間をただ漂う。冷たい時間をただ彷徨う。
あなたがこだわったあのFontが好きだった。
あなたのタイプのリズムが好きだった。
好きだったのは、それだけじゃなかったんだ。
それに気づいた時、心は凍てつき、炎が灯った。
あなたに出会えたこと、一体誰に感謝すればよいのだろう。
|
|
|